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平成31年度福岡県高校入試問題解説

更新日:2019年5月20日

こんにちは。糸島美咲塾塾長の黒木です。 

福岡県のホームページに、平成31年度の公立高校入試問題と解答が掲載されています。

まだ、全部の教科ではありませんが、今回は、数学について解説してみたいと思います。


 大問は6つあります。

 大問1>小問集 大問2>確率 大問3>文字式の利用 大問4>一次関数および連立方程式 大問5>平面図形 大問6>空間図形 となっています。


 大問5の(3)と大問6の(3)以外は、どれも標準的なレベルの問題です。

しかし、特に大問2,3,4においては、定番の解法にたどり着くまでに、思考力や読解力を試すような工夫が施されています。


 例えば、大問2の確率の問題においては、選択肢において、”少なくとも~”、”~こともある”、”必ず~”、”~こともある”など、読解力が試される設問となっています。

 また、大問4では、時間と道のりを表すグラフにおいて、縦軸が、出発点からの位置ではなく、到着地点までの距離を表しています。このようなグラフは、あまり見慣れないので、戸惑う生徒も多かったのではないでしょうか。


 大問5と6の図形問題の設問(1)(2)は、どちらも標準的な問題です。大問5の(2)も定式通りの証明問題ですが、配点が大きいこともあり、証明の手順には慣れておく必要があるでしょう。


 大問5と大問6の設問(3)では、解答にたどり着くためには、どちらも直角をもたない三角形の一辺の長さを求める必要があります。二つの辺の長さとその間の角の大きさが分かったとして、もし高校生ならもう一辺の長さを余弦定理を使って求めるところですが、それを使わずに求めるにはひと工夫必要です。補助線を使って考えてみましょう。


※問題は、次のアドレスからダウンロードすることができます。




平成31年度福岡県学力試験問題表紙(数学)



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